• お知らせ
  • コラム

筆にはどんな種類があるの?(洋画編)

2022年1月18日

  • 新潟店

学校で美術の授業があるので、筆の種類で丸筆や平筆を知っている方は多いと思います。
というか、それ以外あるの?という感じですよね。
絵を描くためには様々な筆があります。
べた塗りしたい、細かい線を引きたいなどやりたいことは場面場面で起こります。

今回は『油彩画』と『水彩画』で筆の紹介をいたします。

まずは油絵の筆です。主にブタ毛が使用されることが多いです。
画像の左からラウンド(丸筆)、フィルバート(平筆)、フラット(平筆)、ファン(平筆)、スラント(平筆)です。

次は水彩の筆ですが、形は基本油絵の筆と変わりません。
油絵とは違い、毛質の柔らかいものが多く、イタチ、リス、山羊などの動物毛や、人工毛との混毛のリセーブルが多いです。
リセーブルは毛質がしっかりしているので、油絵の細かい表現に用いることもあります。

こちらの筆はアルテージュのアクアレリストというシリーズの筆です。形が特殊で、キャッツタンといいます。絞られている毛先で細かいニュアンス、広い部分で塗り込みが可能な万能の筆です。ナイロン毛ですが、きわめて天然毛に近い仕上がりで、水含みが良いのでぼかしの表現に最適です!
左からラウンド・クイル(丸筆)、ラウンド(丸筆)、フラット(平筆)、キャッツタン(平筆)
繊細な表現が多い水彩では、高級な動物毛を使用した筆を使うことで表現の幅が広がる場合があります。毛の種類はリスやレッドセーブル(イタチ)、コリンスキー(北方の高級イタチ)などがあります。
こちらのレンブラントは極上レッドセーブル毛。たっぷり水を含むのが特徴です。
こちらの筆はラファエルです。コリンスキー毛を使用しています。弾力が強く滑らかで、細かい作業に適しています。