ステンドグラスといえば、思い浮かぶのは教会や大聖堂の大きな窓。
光が差し込み、様々な色のガラスの模様を透過する様は絵画そのもの。
その起源は大変古く、当初は宗教的な意味合いで作られたそうですが、現代では公共建築、病院、学校、個人住宅にも取り入れらていますし、アンティーク小物としても人気があります。
空間を華やかに演出するステンドグラスですが、自分でオリジナルを作成してみたいという方も多くいます。
ステンドグラスは、基本的には2~5mm厚の色板ガラスをカットしたものを鉛の桟と組み合わせて作ります。様々な技法があり、道具も専用のものが必要となります。
まずは道具ですが、ステンドグラス用はんだごて、こて台、カッパーテープ、はんだ、フラックスといった専門店にしか販売していないものがあります。
そして肝心のガラス。こちらもやはり専門店での扱いになります。
専門店によっては、初回に揃えるべき道具のスターターセットやスタッフおすすめセットがありますので相談してみるのが一番です。
製作ですが、独学も良いですが、せっかくならステンドグラス教室に通って基本から学ぶことをおすすめします。
何より、経験豊富な講師とステンドグラスに魅せられた仲間たちと一緒に製作活動をするのは、上達する面でも楽しい時間を過ごすうえでも最適な環境となります。
特にガラス選びは講師のアドバイスをもらうと良いでしょう。
自分のイメージを伝え、最初は一緒になってガラス選びをするとよりイメージ通りの作品に仕上がります。
作る作品は最初のうちはガラスのカットが難しいので直線的なものから製作し、慣れてきたら曲線的なカットを使用したものにステップアップ、最終的には自分でデザインしたオリジナル作品に挑戦してみましょう。
作品が完成したときは最高の気持ちになれること間違いありません。
出来上がった作品は飾りましょう。
ステンドグラスの定番の楽しみ方は窓辺に飾ること。単純ですが、自然の光が後ろから差し込んだ時の優しい輝きはとても美しく心が癒されます。
また、絵や写真を飾るように、リビングやキッチン、玄関などに置いてみるのも華やかな感じになります。特にアンティーク調の家具の上に置くとさらに雰囲気が出ますね。
ランプ作品はリビングや寝室に置きましょう。夜、幻想的な柔らかい光が貴方を包み込みます。
作る喜びと飾る喜びがあるステンドグラスを始めてみませんか。